toggle

MANUKA HONEY STORY

マヌカハニーのお話

古くから癒しの木として知られるマヌカ。
ニュージーランドの先住民マオリ族がヨーロッパからの航海者キャプテンクックの高熱を出していた乗組員にマヌカの葉を煎じて飲ませたことでも知られています。

1300年ほど前に人類が足を踏み入れるまでニュージーランドは鳥達の楽園で飛ぶことを忘れた鳥達がたくさん住んでいました。飛ばない鳥達を追い、マヌカ林の湿地に足を踏み入れた猟師の足の傷が癒えるのが早いことにでも気が付いたのでしょうか。
マヌカの効用がそんな昔から人々の間に知られていたことを想像します。

ニュージーランドに限らず、蜂蜜に不思議な作用がある事を人々は昔から知っていたようです。スペイン東部の1万年以上前の壁画から人類は蜂蜜を珍重してきた様子が分かります。
紀元前2500年前のエジプトでは、養蜂も行われていた様子で太陽神殿の壁画に蜂を追い出すために巣の入った瓶に煙を吹きかけているところや、巣箱から取り出した蜂蜜を壷に入れ高官が立ち会い封印をするシーンも描かれています。
アリストテレスの時代には既に蜂蜜の医薬的特性も知られていたようで、特定の地域の蜂蜜に特に強い効用があり疾患や傷の治療用に勧めていた記録があります。
日本でも高貴な薬として大切に扱われ、正倉院の宝物リストのも加えられていて、不老長寿の霊薬として珍重されていたようです。旧石器時代の壁画や古代のエジプト、中国の文献、ヨーロッパの神話、旧約聖書にも登場する蜂蜜、古来より薬用としても知られる蜂蜜の薬理効果のベールが研究により少しずつ解き明かされてきました。

一般的に蜂蜜と言えばクローバーが知られていますが、ニュージーランドの養蜂家たちは早くから花の種類別に蜜を取り分けるようになりました。はじめは蜜蜂達が、牧地の近くの森の花から、木の花蜜を集めてきてしまったのだと思います。木の種類により、密の色、香り、甘さなどがはっきりと違うので、そんな巣箱から取れたくせのある蜂蜜は当初は自家用でした。

英国領時代に総督(マオリ語でKāwana)が献上用に選んだ蜂蜜は、ワイテマタ湾(Waitemata Harbour)海岸線の原生林で採取されたポフツカワ・ハニーでした。

ビクトリア女王がたいそうお気に召し、その後も王室から注文を受けた話が有名です。

「森の蜂蜜」の中でもマヌカハニーが、傷や疾患の症状の緩和に特別に良く効くことが養蜂家の間では知られていました。

近年、マヌカの原生林からとれる蜂蜜に、特別に強い抗菌力がある事がわかりました。ニュージーランド国立ワイカト大学製科学研究所の研究で、マヌカハニーの抗菌力が科学的に証明され、ニュージーランドの特定の土地から採れるマヌカハニーに特別に強く独特の抗菌力がある事が解ったのです。
(だから、巣箱を置くロケーションが、とても大切です)

蜂蜜の持つ抗菌作用についての実験で体内で蜂蜜が水分と結合すると、酸化グルコーゼの働きで、抗菌過酸化酸素を少しずつ放出し、一定レベルに達すると体内組織には影響を与えずにバクテリアのみ殺菌することを発見しました。また、この実験からある特定地域の野生マヌカから採取された蜂蜜に特別強い抗菌作用があることが判りました。

通常の蜂蜜に含まれる抗菌殺菌成分は熱や光、胃液の希釈、体内のカタラーゼ酵素によってほとんど分解され、効果が失われてしまうのに対してマヌカハニーの抗菌作用は安定して残り、傷口の悪化や眼の伝染病の原因とされる黄色ブドウ球菌、胃や腸に棲むヘリコパクタピロリ菌、大腸菌、サルモネラ菌、霊菌、化膿連鎖球菌、緑膿菌等多くのバクテリアに効果を示す事が明らかにされました。そして、科学者達は蜂蜜の医薬的作用の逸話が、事実だった事を知りました。

マヌカハニーの抗菌力の強弱は、蜜蜂達がどこから花蜜を採集してきたかが主な要因です。蜜蜂達は優れた記憶力を持っているらしく、花の色や形、香り等を記憶していて蜜のある花にとんでゆくと言われています。ある蜜蜂が蜜のたくさん採れる良い場所を見つけると、その蜜蜂は巣に帰ると8の字ダンスと、羽の音を使い皆に伝えます。踊りの速度と羽音の長さで距離を、太陽の位置に対する踊りの角度で方向を伝えることをドイツの昆虫学者が見つけました。

そのため、どこに巣箱を置くかが養蜂家の一番重要な仕事になり、品質の高いマヌカハニーを採集する鍵となっています。
花の蜜はそのままでは砂糖水のようなもので蜂蜜ではありません。働き蜂が花から吸い取った蜜を胃袋に入れて持ち帰り、巣にいる若い働き蜂に酵素を含んだ花蜜を口移しで受け渡し、その蜜蜂の別の酵素が加えられ、蜜の糖分がブドウ糖と果糖の単糖類に分解されます。更にブドウ糖の一部がオリゴ糖とグルコン酸に変えられてできた蜂蜜を六角形の巣房に移してゆきます。その時に花粉とローヤルゼリーを混ぜた後、更に若い働き蜂が扇風機のように羽を振り風を起こして水分を蒸発させ、貯蔵に適した固さにした後、分泌した蝋で巣房を密閉し吸湿を防ぎ熟成したものを採集しています。

「マヌカ」はニュージーランドにのみ自生するフトモモ科の低木で別名ティツリー(Te tree)とも呼ばれ、その幹で作った楔で先住民時代、大木を倒し薪にしたほど強く、電動ノコギリでマヌカの木を引くと煙が上がるほど細いのに固い木です。

現在も暖炉や、かまど用の燃料として最も高カロリーで香りも良い薪として人気があり、スモーク用のチップとしてもとてもポピュラーな「マヌカ」。
葉や樹皮から抽出されるオイルや蜂蜜に特別な抗菌作用がある事で知られ、先住民マオリ族の間で昔から『癒しの木』『復活の木』と呼ばれ、薬草として飲用のほか、外傷の治療薬として珍重されてきました。

マヌカの木は春から秋にかけて、白やピンクの可憐な花を咲かせます。その直径1~2cm程の小さな花から採れた蜂蜜が『マヌカハニー』です。

 マオリ族には、マヌカを例えたこんなことわざがあります。
(カッコ内は直訳)

He iti, he iti kahikatoa
小さいものがある。小さく強いものがある。
He iti kahikatoa pakaru rikiriki te totara Nui puwhawha,
小さな楔でもトタラの大木を割り倒し薪にすることができる、
(その小さなものは強く、トタラの大木をネギのように割る)
iti kahikatoa
小さくて強い。

この「小さくて強いもの」Kahikatoaは、マヌカの事なのです。

マヌカハニーが発見された当初、強い殺菌力があることは解っていたのですが、成分が突き止められず、マヌカハニーにの殺菌効果を消毒液のフェノール溶液と比較して数値化したものがUMFです。

ワイカト大学のピーター・モラン博士が提唱した基準の1つです。UMF10+は、マヌカハニーの殺菌効果は濃度10%のフェノール溶液に匹敵するという意味ですが、その後、ドイツのドレスデン工科大学の研究チームがマヌカハニーに含まれる「食物メチルグリオキサール(MG)」が、マヌカハニーの抗菌性を担う主要な成分である事を発見しました。

MG数値は1kgのマヌカハニーに何mgの食物メチルグリオキサールが含まれているかを示す規格で、MG100+は100mg/1kgの食物メチルグリオキサールがマヌカハニーに含まれているという意味で、現在はMG表示が主流になりました。

免疫力アップ・健康改善に役立つと大注目のマヌカハニーに含まれる特別な殺菌成分である食物メチルグリオキサールは、マヌカが生息する土壌の質や木々の密度、そして純度などで大きく異なります。

MG830+マヌカハニーに含まれる食物メチルグリオキサールの量は830mg/kg以上です。
食物メチルグリオキサールが多量に含まれるほど殺菌力が高くなるため効果的ですが、全体の収穫量のおよそ90%のマヌカハニーは食物メチルグリオキサール含有量は100mg/kg以下で、520mg以上が含まれるレベルのマヌカハニーは数パーセント以下です。

生産者からのメッセージ
店長の紹介と仕入れストーリー

ショップを見る